“トラ”模様に惹き込まれる、「革の宝石」による革小物

世界中から厳選した素材を小物やバッグなどにして届けているGLENCHECK。最近の一押しがルガトーレザーコレクションです。

ヨーロッパはベルギー。国内唯一のタナリー（革メーカー）として、1873年創業のTannerie MASURE（タンナリー・マズール）社があります。ここで作られているルガトーは、「革の宝石」と呼ばれる世界的にも特別なレザーです。

宝石と呼ぶに相応しい理由は、その輝く艶や堅牢度がまず大きなポイント。厳選されたヨーロッパ原産の牛ショルダー（肩周辺の部位）だけを使用し、伝統的なタンニン鞣しで作られています。これによって、ワイルドながらエレガント、きめ細やかで透明感と深みのある色ムラが宝石のような艶感を見せます。肩は頻繁に稼働する部位なので、太い繊維と細い繊維が緻密に混在することで非常に丈夫な組織となり、その堅牢さは革の中では際立っていてまさに宝石といえます。

こうした艶と堅牢度に加えて、ルガトーが世界屈指の「革の宝石」と呼ばれ続けている理由の最後は、芸術的な”トラ”模様が引き立っているから。稼働する部分にはシワが強く残りますが、牛革のシワは虎の縞模様に似た深い不均一な線上のシワとなります。この独特なシワが、タンナリー・マズール社による見事ななめしや染色によって、思わず惹き込まれてしまう美しい模様となっています。一枚一枚同じものがなく、すべて1点物であることも宝石のような希少性があると言えます。さらに、使い込むほどに艶と味わいが増す経年変化も愉しめます。