革製品が雨に濡れたら~水濡れやカビの対策について
突然の雨やアクシデントで革製品を濡らしてしまった!今回はそんな時の対処法をご紹介いたします。
雨に濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で叩くようにして水分を拭き取り、風通しの良いところで陰干しします。
バッグなどは詰め物をして形を整えておくと型崩れ防止になります。
ぬれた革は熱に弱いため、直射日光やドライヤー、アイロンなどで急激に乾かすと革が硬くなったり、
縮みの原因になります。変形を避けるためにも形を整えて乾かしてください。
一度中まで水分の浸透した革は革の脂分が不均一になり部分的に硬くなる場合があります。
その際は素材にあった種類のクリームを選び、柔らかい布で軽く刷り込んでください。
もし、水濡れからカビが生えてしまったら?
レザーはカビに弱く、変色の原因にもなります。
長期で使わない場合には、手垢や汗などの汚れを除去しておく事でカビの発生を予防します。
また、天気のいい日に半日ほど陰干しし、水分を減らした後、柔らかい布で拭くかブラッシングして保管します。
もしカビが出てしまったら表面はカラ拭きで取り除いて下さい。
長期で使わない場合には、手垢や汗などの汚れを除去しておく事でカビの発生を予防します。
また、天気のいい日に半日ほど陰干しし、水分を減らした後、柔らかい布で拭くかブラッシングして保管します。
保管場所は、湿気やほこりの少ないところを選んでください。
型くずれしないよう、中に紙などの詰めものをして型を整え、ほこりを防ぐため袋に入れて保管すると良いでしょう。
ビニールは湿気がたまり、カビの発生の原因となる場合があるため避けた方が無難です。
お手入れをすませた後、十分陰干しをして風通しの良いところにしまっておきましょう。
ナフタリンなどの防虫剤は直接触れると変色などの原因になる場合があるので注意が必要です。