キトを中心とするシエラは、アンデス山脈を形成する4000～6000mを越える山々に囲まれ、登山、サイクリング、ラフティングなど様々なアトラクションを体験することができます。キトの南、リオバンバから出ている電車では、列車の屋根に乗って4000mを越えるアンデス山脈を抜ける電車の旅をお楽しみいただけます。 また、この地域は、さまざまな民族の文化の中心地でもあります。 プレスペイン系の文化の精神が残る場所であり、それらをSalasacas、Otavalos、Saragurosといった村で見つけることもできます。 また世界文化遺産のクエンカがあるのも、このシエラです。 シエラでは芋とトウモロコシが主食で、牛、豚などを飼いミルクを売ったり食べたりして生活しています。ミルクを使った自家製アイスクリームや、出来立てのポップコーンの味は絶品！ ほかに、シエラの料理で代表的なものといえば豚肉のフリターダや羊肉のセコ・デ・チーボ、スープのロクロなどがあります。 シエラ地域の村　クエンカに寄り道 高地の町クエンカはパナマハットが量産される町であり、インカ帝国時代と変わらぬ民族衣装を身に包んだ人々がパナマハットを日々編んで暮らしています。 お店にはパナマ草が売られており、婦人たちがそれを買って手に持っている姿や、道端で編んでいる姿をいたるところで目にします。 またユネスコの世界遺産に登録されている「歴史的城壁都市クエンカ」として、クエンカ中心部にある大聖堂（カテドラル）をはじめ、インカ帝国時代の遺跡などもみることができ、観光名所となっています。 現在、約4千人のアメリカ人の高齢者がこの町へ移住しており、南アメリカの文化を色濃くみることができます。