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ファッションの歴史と今

まえがき

今回からスタートしました、「ファッションの歴史と今」。
今後グレンチェックでは、洋服やバッグ、革小物に至るまで、
ファッションの奥深いところを皆様に読み物としてご紹介いたします。

記念すべき第一回のテーマは、
当店のナイロンを使用したバッグの中でも大変ご好評いただいている、
「パークレインジャータクティカル3WAYバッグ」に焦点をあて、
このバッグのモデルになった、
「ヘルメットバッグ」の歴史をご紹介させていただきます。

商品に触れるだけではなく、歴史にふれることで
より様々なファッションアイテムにご愛着をもっていただければ幸いです。

helmetbag ヘルメットバッグ
ヘルメットバッグとは、
その名の通りヘルメットを持ち運ぶためのバッグのこと(※図1)。

このバッグの起源は、60年以上前の1947年まで遡ります。

第二次世界大戦後の1947年以降、アメリカでは軍事戦闘機として
ジェット機が使用されるようになりました。

(※図2) にあるF-100スーパーセイバーは、その時代使用されていた
ジェット機の中でも、世界初の超音速ジェット戦闘機として
名高いジェット機のモデルです。

このようなジェット機が主流になると、安全性などの観点から、
それまで飛行帽として使用されていた薄くて軽いプラスチックで作られた「ソフトシェルタイプ」の
ヘルメットから、分厚くて頑丈な「ハードシェルタイプ」の
ヘルメットが採用されるようになりました。

「ハ―ドシェルタイプ」のヘルメット(※図3)には、
目の部分を覆うバイザーや、高所で高速の飛行が可能になった
ジェット機の飛行のための酸素マスクが付属されるようになります。

そういった、まるで“精密機械”のようなヘルメットを、 保護しながら
持ち運ぶために、1950年代以降から ヘルメット専用のバッグ、
「ヘルメットバッグ」が開発・支給されるようになりました。

一重にヘルメットバッグと言っても、
現在、数あるバッグの中で人気モデルとなった
ヘルメットバッグに至るには、長い変遷があります。
ヘルメットバッグとは
ジェット機時代に突入してまもない1956年頃、アメリカ空軍においてファーストモデルヘルメットバッグの正式採用・支給が始まりました。(※図4

当初は薄手のナイロン製だったものが途中でコットン
キャンパス生地とナイロンで 変更されたりもしましたが、
1959年頃には巾着型になり、ジッパーを使用せず
ストラップで閉じる簡単な仕様に変化しました。
※図5

そして1972年頃には持ち手が再度復活し、 フロントに
大きなポケットが2つ付けられ、 形も現在よくみられる
代表的なヘルメットバッグの形に変化を遂げます。
(※図6)

1980年頃には、フロントセンター上部に
スプリング・フックと呼ばれる 金具が付けられました。
縫製工程は前回よりも若干簡略化されたようです。
(※図7)

現在は(※図6)の形が主流となって、
スタイルとしてのヘルメットバッグが
様々なバッグメーカー等から企画・販売されています。
戦争とファッションの結びつき
ヘルメットバッグのように、
戦争からファッションへ発展するものは実に多く存在します。

現代ではよく見られる、Pコートやボーダーシャツ、トレンチコートなども 兵士用の制服でした。

戦争で必要に迫られ進化した機能的なデザインが、現代にも受け継がれ、 ファッションとして残っているのです。

デザインの歴史に触れて、
あなたの生活でも、ぜひその機能性を活かしてみてはいかがでしょうか。

GLENCHECKでも、このヘルメットバッグをモデルにした、 現代風の、タフで格好いい大人のバックを取り扱っています。
それが、こちらのパークレインジャータクティカル
3WAYバッグ。
防弾チョッキにも使用される頑強なコーデュラナイロンと大人のバッグにふさわしいレザーを使用した 耐久性、機能性ともに抜群のバッグです。

パークレインジャータクティカル3WAYバッグ
18,360円(税込)
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